日文版《图伯特的秘密》。作者:唯色、王力雄。译者:刘燕子,兼及文论解说。
于2012年11月,由日本集广舍出版。出版发行人:川端幸夫。
全书414页。
1、相关介绍:
封面封底:雪域之花蕊。象征诗人唯色和图伯特不屈的精神。——来自雪域的抗争。
封腰小文(刘燕子撰):返照“野蛮”的精神光芒。
图伯特直面民族固有的文化遭致压抑,环境污染,资源枯竭等生存的危机。
不得不被“国内流亡”的诗人图伯特诗人唯色,坚持“一个人的媒体”,不懈地创作中发出声音,让被黑暗隐蔽的“秘密”发出澄明之光。
我们从她的诗歌和散文中可以读到:沦为废墟的古刹;无处不在的士兵和警官;响彻地面前行的装甲车;被枪击匍匐在地的少女;阴险的目光;逮捕,拷问,判刑,逃走,抵抗,抗议自焚等等,读后能让人思考,作为一个人,是该选择加害者的凶恶,还是选择作为抵抗者的尊严和伟大?
唯色的诗歌既非浪漫的童话,更亦非政治揭露,她的诗歌,痛惜野蛮的暴力前人性的脆弱和无常,从而用柔韧和深奥的光辉照耀出一个我们该思考的问号:尊严的代价。2、相关活动:
2012年11月16日,大阪图伯特之友举办了《图伯特的秘密》出版纪念会,由安保智子、今野和代等朋友鼎力相助。燕子写来的邮件中说:
“礼拜五的晚上。居然有一百多人参加。有日本人,蒙古人,图伯特人,中国大陆人。
首先默悼,向为自由而舍生取义的图伯特人。
然后是石平(评论家,教授)和我演讲。
我朗读了唯色为此发来的祝辞,朗诵了唯色的诗歌:《西藏的秘密》、《两手什么都没有,唯有》,以及流亡藏人诗歌《雪山人》……
照片上献花的是我的两位学生。大三。全都黑白正装。
出版社的川端先生也赶来了。他始终是个温厚的人。
在日本,道义正义呼吁,尤为艰难。因为历史,现实,领土各种复杂的问题交织在一起……”
3、我写给《图伯特的秘密》出版纪念会的祝辞摘选:
……
我回到拉萨快三个月了。之前,北京的警察说,党的十八大即将召开,像我这样的人,必须离开北京。实际上,我很愉快地离开了正在“清场”的北京,我很愿意回到我那高海拔的家乡,尽管在拉萨的我基本上形同一个被隔离的传染病患者,这是因为我的亲戚和朋友,包括我七十岁的母亲,都被拉萨的警察叫去谈话,受到威胁。
我住在离色拉寺很近的一幢楼房里。只要从写作的桌前抬头,就可以望见不远处的布达拉宫。那是尊者达赖喇嘛的家,至今供奉着过去数世的灵塔,以及属于尊者的法座。但这几十年来,却是人去屋空。当白昼的阳光渐渐热烈的时候,布达拉宫有一种坦荡却寂寥的美。当夜晚的灯光突然亮起的时候,布达拉宫又有一种虚饰却还是寂寥的美。我仍然记得许多年前的元旦之夜,我第一次意识到,咫尺之遥的法王之宫在黑幕下越来越清晰地显现着永远不倒的轮廓,我于是写到:“我因而相信,我和一个秘密,将在西藏那格外的光中真正地相遇。”
这些年来,充满悲伤的寂寥之美一直没有从布达拉宫身上散去。但我还是认为,能够见到布达拉宫是一种福报,是我莫大的福报。虽然此时此刻的拉萨完全是天罗地网,兵比民多。几天前,我又像往常,又如随时,正入神地望着布达拉宫时,接到了燕子从日本打来的电话。我知道我的电话同时还有看不见的耳朵在窃听,但他们会不会与我一起分享译成日文的新书《图伯特的秘密》得以出版的喜悦呢?燕子说:“这是我写作和翻译的所有书中最珍爱的一本。也渗透了刘帮兄和我的情义及心血。我捧着书,像捧着一个怀孕三年才出生的孩子。”
我在北京结识的日本记者福岛香织,在推特上对我讲了她读《图伯特的秘密》的感受。她说:“这本书,燕子的翻译真的好。我一直流着眼泪看了。您的诗,随笔的风格都翻译成了。书看完后,再看了现在的西藏的残酷的新闻,表达不了现在的悲哀的心情。”
我先生王力雄在北京。他已经收到了燕子火速寄去的新书,感动地说真是很漂亮的一本书。我虽只是见到画着高山雪莲的封面照片,尚未将新书捧在手中,但我铭感五内的是燕子和她的先生刘帮的情义及心血。而几年前,同样是集广舍,出版了我依据我父亲拍摄的西藏文革照片而完成的记录之书《杀劫》,是由燕子和藤野彰先生译成日文。我深深地感谢燕子,感谢刘帮,感谢集广舍的社长川端幸夫先生。
我也感谢这个讲演会,感谢我虽不相识却感觉亲切的诸位,感谢你们从《图伯特的秘密》中看到图伯特的故事。4、日文网页(http://blogs.yahoo.co.jp/electric_cat2003/63064084.html):
「チベットの秘密」(集広舎) ツェリン・オーセル/王力雄 著、劉燕子 編訳
チベット民族の宝とも謳われる女性作家・詩人ツェリン・オーセルの新刊「チベットの秘密」が、この
11月に出版された。編訳は前作と同じく劉燕子。
11月に出版された。編訳は前作と同じく劉燕子。
前作はチベット問題に関心がある者にとっては必読の名著であり、知られざるチベット文革の暗闇に
光を当てた歴史的労作であったが、今回の「チベットの秘密」というタイトルには、多くの人が何か神秘
的でロマンチックな響きを感じるかもしれない。
光を当てた歴史的労作であったが、今回の「チベットの秘密」というタイトルには、多くの人が何か神秘
的でロマンチックな響きを感じるかもしれない。
しかし、ここでいう秘密とは、「民族固有の文化を圧殺された上、環境汚染・資源枯渇など全般的な存在
の危機に直面するチベット」の「闇に隠された秘密」なのである。
しかも、それは過去の物語などではなく、今なお続く「現在進行形の闇」なのだ。
の危機に直面するチベット」の「闇に隠された秘密」なのである。
しかも、それは過去の物語などではなく、今なお続く「現在進行形の闇」なのだ。
本書の構成は、大きく4つに分かれている。
Ⅰ詩篇、Ⅱエッセイ(ツェリン・オーセル)、Ⅲチベット独立へのロードマップ(王力雄)、
Ⅳ雪の花蕊(劉燕子)
Ⅰ詩篇、Ⅱエッセイ(ツェリン・オーセル)、Ⅲチベット独立へのロードマップ(王力雄)、
Ⅳ雪の花蕊(劉燕子)
Ⅰの詩篇では、過酷なチベットの現実を凝縮した深く重たい詩句が、直接心に訴えかけてくる。
「こんな詩なんて役に立たないけれど、ロサン・ツェパクに捧げたくて…」より
私の両手には何もありません。
でも右手にペンを握り、左手で記憶をつかみ、
この時、記憶はペンの先から流れます。
さらに行間には、踏みにじられた尊厳と
尽きない涙があふれます。
私の両手には何もありません。
でも右手にペンを握り、左手で記憶をつかみ、
この時、記憶はペンの先から流れます。
さらに行間には、踏みにじられた尊厳と
尽きない涙があふれます。
現在の著者にとっての詩作とは、個のロマンティシズムを越えた、「血をインクに転換する痛み」で
あり、「リアリティーとヒストリーを詠う叙事詩というスタイル」の域へと到達している。
あり、「リアリティーとヒストリーを詠う叙事詩というスタイル」の域へと到達している。
また、最近話題になった<某旅行雑誌の編集長>のことを書いたのか? と思わせる一節もある。
「チベット断想(抄) 2.視点」より
一つひとつの視線は否応なくねじ曲げられ、屈折します。
それは旅行者の心理にある、よそ者の視線に過ぎません。・・・
よそ者には気づきようのない封鎖の下で、視線の下に置かれた人々だけが身に沁みて
体験できる状況の中でねじ曲げられ、麻痺し、転倒した・・・
「チベット断想(抄) 2.視点」より
一つひとつの視線は否応なくねじ曲げられ、屈折します。
それは旅行者の心理にある、よそ者の視線に過ぎません。・・・
よそ者には気づきようのない封鎖の下で、視線の下に置かれた人々だけが身に沁みて
体験できる状況の中でねじ曲げられ、麻痺し、転倒した・・・
個人的にはこれ以上<自己陶酔した軽薄な旅行者>の視線が、「ねじ曲げられ、屈折し」ないことを
祈るばかりである。
祈るばかりである。
……
5、延伸阅读:
《杀劫》日文版在日本出版了!http://woeser.middle-way.net/2009/11/blog-post_04.html
《杀劫》是文革在西藏的历史影像及其评述(2006年由台湾大块文化出版)。
2009年10月19日,《杀劫》日文版由日本集广舍出版。
作者:唯色 摄影者:泽仁多吉。
译者、解说:藤野彰、刘燕子。
出版发行人:川端幸夫。
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